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『人事コラムvol.05』日東電工で歩む、現場代理人のキャリアプランとは?(初めての担当現場編)

2023.11.30

『人事コラムvol.05』日東電工で歩む、現場代理人のキャリアプランとは?(初めての担当現場編)

本コラムは過去に掲載した記事(『人事コラムvol.03』日東電工で歩む、現場代理人のキャリアプランとは?(入社初年度編))の続きです。

 

入社してから何度か現場の補佐役を経験していき、いよいよ現場代理人としてデビューをします。

 

日東電工では、工事を担当する現場代理人の経験値を考慮した上で工事の受注をしていますので、経験値に合わない無茶な工事を担当するようなことはありません。営業方針としても、「無理に利益を追いかけずに、社員の成長に寄与するような、ちょうど良い規模の入札案件を受注する」ように心がけています。(おおよそ、受注金額にして1000~3000万円ほど、学校・公共施設・都営住宅などの改修工事は4~6カ月程度であることが多いです。)

 

初めて担当する工事の場合、必ずベテランの現場代理人がサポーターして配置されます。書類作成や申請系の手続き、現場を切り盛りするために行わなければいけない業務などのアドバイスを受けながら、工事の竣工に向けて業務を開始します。

現場を担当することが決まったら、以下のような流れで竣工まで進みます。

 

【図面確認】

契約図となる図面を確認し、工事の全体図を把握します。図面上での相違、施工上の問題点、疑問点を洗い出します。(自分で洗い出した後、ベテラン先輩社員からアドバイスをもらいます。)

 

【関係者へ挨拶周り、及び打合せ】

実際に工事の準備を始める前に、関係者の方々(施設責任者、担当監督員、他設備工事業社等)へご挨拶をします。工事を円滑に進めるため、注意点のヒアリングや全体工事スケジュールのすり合わせなどを行います。

 

【現地調査】

特に改修工事においては重要なフェーズとなります。着工前の図面確認時に洗い出した問題点を現場で目視確認しておきます。監督員へ確認が必要な項目については現地写真を撮り、問題提起や提案をするための材料をそろえます。

 

【工事書類作成】

工事着工に向けて、施工計画書・施工体制・材料承諾・現場調査を踏まえた施工の協議に関する書類を作成して作業の準備を行います。

 

【全体工程表の作成、施工図の作成と管理】

関係者(施設責任者、担当監督員、他設備工事業社等)からヒアリングした情報をまとめ、竣工に向けた工程表を作成します。他業者(建築業者・土木業者など)の工程表と整合させることが重要になります。

※他業者の要望の中には、電気工事会社の都合をあまり考えてくれていないものがある事があります。現場代理人は、あくまでも自身の「電気工事」が円滑に進むことに注力をし、毅然とした態度ですり合わせをする必要があります。

次に現地調査で確認して判明した箇所を図面に盛り込むため、施工図を作成します。(施工図の作成に多くの時間を割かれることになるので、準備段階において大部分の工数をかけることになるでしょう。※施工図スタッフによるサポートがあります。)また、工事中に変更があった際には、工程表・施工図共に速やかに修正を行う必要があります。

 

【現場管理・施工写真】

施工計画時に決めた、品質面・工程面・安全面通りに現場が進んでいるかを確認して、作業員の方に適宜指示を出します。なお施工前・施工中・施工後に該当箇所の写真撮影を行い工事発注者に提出して、進捗管理の報告を行います。

 

【消防検査・中間検査・下検査・竣工検査】

工事の工程に合わせて検査を受けます。消防検査では、誘導灯などの照明が停電時にしっかり点灯するかどうかなどの確認を、消防署から派遣された検査員立会いの下でチェックをしていきます。(改修工事において誘導灯に関する工事が無い場合、消防検査が必要ない場合もあります)その後、中間検査・下検査・竣工検査を経て竣工となり、最後に引き渡しのフェーズとなります。

 

初めて現場代理人としての工事を終えるころには、多くの方が実務経験等の条件をクリアしている頃にあたりますので、2級電気工事施工管理技士などの資格を取得できるタイミングになります。資格手当や、合格祝いなど日東電工ならではの制度があるので、積極的にチャレンジしましょう。

※日東電工で働くにあたり、必須の資格や取得を推奨している資格の詳細に関しては、後日コラムに記載いたします。

 

いかがでしょうか?ご参考になれば幸いです。

もっと詳しいお話に興味を持たれた方は、是非弊社人事部へお問合せください。

 

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